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2018’10.01・Mon

CDの山の中に埋もれていたブツ~斉藤由貴 「MOON」

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 斉藤由貴という人の鬼気迫る才気が大爆発した名盤中の名盤と名高い、1990年発売のアルバムであります。斉藤さんの初プロデュース作品で、全曲斉藤さんの作詞であります。先日取り上げました「LOVE」と同一線上にある作品でありますが、マニアの間では当時からめっさ高く評価されて来た盤ですね。わっちも斉藤さんの音楽のファンですから、実はこの盤を既に5年ぐらい前にゲットしていたんですけど、かなり濃密な斉藤ワールドに拒否反応が出てしまいまして、そのまま埋もれさせてしまったんですよね~。しかし先日の「LOVE」をキッカケにこの「MOON」を引っ張り出して来まして、改めて聞いてみたのでありますよ。すると、やっぱり素晴らしいんですよコレが。

 とにかく歌も曲もアレンジも録音状態も何もかも素晴らしいとしか言いようがなく、非の打ち所が全くありません。斉藤さんの歌って消え入りそうな囁き声が特徴ですけど、ここで聞ける歌はとても活き活きとしていまして、ここまで躍動感と力強さがある斉藤さんの歌はこれまで聞いたことがありません。初プロデュースに初全曲作詞ということで、やる気が漲っていたんでしょうね。音数を控え目にした奥行きのある音作りも素晴らしいですし、これでもし共同プロデュースにスティーヴ・リリホワイト、エンジニアにヒュー・パジャムなんかを迎えていたら、ピーター・がぶり寄りを超えるような作品を生み出したのでは?なんて思ったりもします(個人的には超えていると思っていますけど)。

 あ、別にどうでもいいことですが、わっちが個人的に一番好きな曲は「大正イカレポンチ娘」でありまして、裕木奈江が「アラモード」でヤッタようなドドンパ調の曲が意外な位に斉藤さんの歌声に合っていまして、何だか大発見をしたような気分になってしまいましたね~♪他にも良い曲満載でありまして、全てが聞き所と言っても良いかと思います。何にしても、日本のポップス史上に残る屈指の名盤と言っても過言ではないでしょうね。やっぱり素晴らしいですわ、斉藤さんって。まあ所々に入っている斉藤さんの朗読が要らないという人はいらっしゃるかと思いますが、わっちにはアルバムトータルとしての流れを作っている重要な要素の一つだと感じられます。

 それにしても90年代の斉藤さんって本当に凄いですよね~。当時は個人的にワールド系音楽の大海で溺れている状態でしたので、斉藤さんの盤に見向きもしないどころか斉藤さんが音楽をヤッテいるいことさえも知らなかったワケですが、灯台下暗しと言いましょうか、こんなに素晴らしい音楽が日本で作られていたことに気付かなかったなんて、自称「音楽好き」のクセに何だか恥ずかしいですね。ちょいと反省させられる今日この頃であります。
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