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2019’02.27・Wed

NAJMA AKHTAR・GARY LUCAS 「RISHTE」

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 ブックオフの280円棚をツラツラと見ていた時の事、何だか良くわからないブツがあったので取り出してみると、「ナジマ・アフタール&ガリー・ルーカス」なんて書いてある盤でした。帯に「ワールド」と書いてありますし、ライス・レコードから出ているブツでしたので、本当に何だか良くわからないんですけどゲットしてみました。だって信頼のライス印ですから、そんなにハズレることは無かろうってことで。

 この盤で歌っているのはナジマ・アフタールという歌手ですが、実はこの人、80年代後半に「カリブ」というインド歌謡盤を出してワールド系音楽ファンに一躍知られる事になったナジマその人であります。わっちも当時その盤をゲットしましたが、既にジャグジート&チトラーとかパンカジ・ウダースなんかの盤を聞いておりましたので、ナジマのインド歌謡は何だかライト感覚のガザルだと感じられまして、悪くは無いんですけどイマイチ気に入らなかったんですよね~。ですのでその後ナジマの盤を追っ掛ける事はありませんでしたし、名盤との誉れ高い「カリブ」も売り払ったり買い戻したりと、わっちのなかで不思議な存在の盤になったのでありました(現在は持っていますけど)。

 今回の盤は2009年の作品ですが、90年代で終わった歌手だと思っていただけに、まだヤッテたんだ~って感じなんですよね。ですので特に興味があってゲットしたワケではないのですが、オビに「インド音楽とブルース/ロックが交差するワールド・ミュージックの新機軸」なんて書いてありましたので、ちょいと興味を惹かれたのであります。ライス印の盤ですからハズレなんて無いでしょうし。

 実際に聞いてみますと、ナジマの歌声は「カリブ」の頃より艶と落ち着きが増していますので、実に心地好く聞くことが出来ます。そしてこの歌声を引き立てているのが、ガリー(ゲイリーではないの?)・ルーカスのブルース色が強いギターであります。一見インド歌謡とブルースなんて何の接点も無さそうですが、コレが不思議と良く合っているんですよね~。曲自体はナジマが書いていますし、ナジマの歌にタブラやバイオリンが加わってめっさインドの雰囲気を醸し出しているものの、ルーカスによるブルース風味のギターが通常のインド音楽には無い無国籍でクールな感覚をもたらしていて、何だか妙にカッコ良く聞こえるんですよ。例えて言うと、ラル・ウォータースンの英国バラッド歌唱に、オリヴァー・ナイトのクールなエレキギター・サウンドを加えた盤みたいな感じ・・・なんて言っても誰にも通じませんね。

 まあ解説には「サウンドの核ともいえる部分の詰めがまだ未成熟なように感じる」とか書いてありますけど、わっちはこのブルース感覚のギターがもたらすヒンヤリとしたクールな感覚がナジマの歌の妖艶さをシッカリと引き出しているように聞こえますし、とても魅力的な盤だと思いますね~。
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