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2019’11.14・Thu

RICO BLANCO 「DATING GAWI」

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 その昔、フィリピンにはリヴァーマヤというそれはそれは素晴らしいバンドがいました・・・って、まだ現役のバンドですし、現在も素晴らしいんですけど。フィリピンロック界でも極めて評価の高いバンブーはリヴァーマヤ出身ですし、今回取り上げますリコ・ブランコもリヴァーマヤにいたんですよ。まあバンブーだのリコ・ブランコだの言ったところで誰にも話が通じないのが悲しいんですけど、わっちの中では「リアム・ギャラガーはオアシスにいた」というのと同レベルの「常識」なのであります。

 というどうでもいい話はさて置き、バンブーが抜けた後にリコがリーダーとなったリヴァーマヤは、英国ニューウェーヴに大きく影響を受けた、寒空を駆け巡るような繊細なギターサウンドが印象的な、フィリピンでは他にあまりいないタイプの孤高のバンドとして存在感を示しておりました。リコが抜けた後のリヴァーマヤは非常に力強い骨太なバンドになりましたから、英国ニューウェーヴ的な要素はリコが持ち込んでいたワケであります。その後ソロになったリコは気分を一新したのか、一時は電脳路線とでも言いましょうか、打ち込みのマシーンビートなんかを使ったデジタルロックをヤッテいたんですけど、2015年発売のこのアルバムでは本来の姿に戻っていて、英国ニューウェーヴ直系の繊細なギターサウンドを中心とした、哀感溢れるロックを演奏しています。

 個人的な好みで言えば、やはりリコはギター中心の繊細なロックの方が似合っていると感じられまして、この方向性は正解だと思います。元々歌があまり上手くなくて、ちょっと頼りなくフラついたりヨレたりしますので、英国ニューウェーヴって歌が下手なのが当たり前でしたからコチラの路線の方が違和感が無い、なんて言ったら意地悪かな?でもリコはコレでイイんですよ。歌が下手でもその分繊細な感覚がよく伝わって来ると言いましょうか、繊細で美しいギターサウンドには力強くて上手い歌よりも、ハンドメイドな感覚があるシロートっぽい歌の方が合う、わっちはそう思っております。英国ニューウェーヴを山ほど聞いて来たわっちが言うのですから、間違いありません!

 久し振りに聞いたリコの音楽ですが、やっぱりリコはリコ、飾らない本来の姿を見せてくれていたのが嬉しいです。現在も地道に英国ニューウェーヴ的な音楽を作っているようですし、このまま末永く活動を続けて行って欲しいと思います。
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