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2019’11.21・Thu

RIMA KHCHEICH 「MUWASHAHAT」

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 先日取り上げましたレバノンの歌手リマ・ヘシェイクの、2013年発売のアルバムであります。前回取り上げました盤はクラシックを基調としたようなアラブ歌謡でしたが、地中海の景色が見えて来るような見事なアラブ・アンダルース音楽に仕上がっていて、めっさ興味深かったんですよね~。ですので今回のアルバムも、もしかしたらいい感じのアラブ・アンダルース音楽かも?なんて期待しながら聞いてみたのでありました。すると・・・。

 コレは全然アラブ・アンダルース音楽じゃないですね。ベースを中心として、パーカッション、クラリネット程度の極めて音数の少ない演奏をバックに、巧みなコブシ回しを操るリマさんの歌をジックリと聞かせる、なかなかに濃密なアラブ歌謡に仕上がっています。濃密とは言ってもリマさんの歌声にはファイルーズ系の軽やかでフワフワした感覚がありますので、決して重苦しくなることは無いんですけど。でも個人的にはアラブ・アンダルース音楽を期待していましたので、ちょいと肩透かしを喰らった気分になってしまったのでありました。

 しかしですね、ジックリと聞いていると段々とハマって来るんですよコレが。アラブ歌謡って豪勢なオーケストラをバックに従えたり、エレクトロなどすこい演歌を聞かせたりするモノが多々ありますので、こういうアコースティックで簡素なバックの音でシンミリと歌を聞かせる作品って結構珍しいのかな~という気がしてですね、リマさんの歌が良いことも相俟って、グイグイと引き込まれてしまうのであります。言ってみれば、音の洪水のようなエレクトロな音楽の対極にあるような音楽でありまして、やっぱりわっちはコッチのシンプルな音の方が好きだな~と、しみじみと実感しているのでございます。

 まあどの曲を聞いても同じに聞こえるという人は多々いらっしゃるかと思いますが、噛むほどに味わいが出て来るような音楽ですので、寒い季節の夜長にジックリと向き合うのにはピッタリの作品かな~と思います。
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