FC2ブログ
2019’11.24・Sun

KOKIA 「TOKYO MERMAID」

pkokia001.jpg

 日本のシンガーソングライターKOKIAの、昨年発売のアルバムであります。この人が出て来た頃から名前だけは知っておりますが、実際に歌をちゃんと聞いたことはありませんでした。以前はブックオフの安棚でちょくちょく見掛けていましたし、そのジャケ写から「どうせありきたりなJ-POPじゃろ?」みたいに勝手に決め付けていて、聞こうとしなかったんですよね~。しかしこの度SPOTIFYでセシル・コルベルあたりから掘って行ったら、何故かこの人に出くわしましたので、聞いてみた次第であります。するとですね、これまで聞こうとしなくてすいません!って思ってしまったんですよ。

 イヤイヤ、実に良いではないですかKOKIAさん。この人がこんなにステキなシンガーソングライターだったなんて、初めて知りました。アイリッシュ・トラッドやメリケン・フォーク、時にブルースなんかを隠し味にした、ちょいと儚くも切ないポップスをヤッテいるワケなんですが、とにかく良い曲を書くんですよ。日本人の琴線に触れると言いましょうか、ジンワリ沁みて来る美しいメロディだな~と感じられる曲がズラリと揃っています。そんな曲をあまりゴチャゴチャしないアレンジで聞かせてくれますので、メロディの良さがシッカリと伝わって来るのであります。

 ただ、そんな美メロを歌うKOKIAさんの歌い方がですね、徹頭徹尾ウィスパー系なんですよ。基本的には囁くような歌い方でOKだと思うんですけど、全曲この歌い方なのはどうなのかな~という気もするんですよね~。曲によってはもう少し力強く歌ってもいいんじゃね?なんて感じられたりもして、この歌い方を全面的に支持することは出来ないかな~と。試しに以前の曲を聞いてみると、もうちょっとシッカリ発声していますので、囁き系とシッカリ発声を織り交ぜて歌えばイイのにな~と思う次第なのであります。

 とは言えやはりこの琴線に触れる美メロと切ない感覚は、他ではなかなか味わえませんので、ついつい聞いてしまうのであります。どの曲も良い仕上がりですが、個人的に特に好きなのが冒頭の「お化けが怖いなんて」でありまして、今年聞いた曲の中で最も美しいのでは?な~んて思っております。切ない歌詞と相俟って、胸締め付けられるような切なさと哀しさが弾ける名曲だと感じられる、今日この頃であります。
スポンサーサイト



Categorie日本  トラックバック(0) コメント(0) TOP

Next |  Back
Post your Comment











 管理者にだけ表示を許可
この記事のトラックバックURL