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2020’01.14・Tue

ELINA DUNI 「PARTIR」

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 アルバニア出身の歌手で作曲家でもあります、エリナ・ドゥニの2018年発売のアルバムであります。今回のアルバムはかの有名なECMレーベルからの発売ですが、如何にもECMといった感じの静謐な音が、ミステリアスな響きのあるエリナさんの落ち着いた歌声と良く合っていて実にイイですね。ギターやピアノといったごく限られた楽器による、簡素極まりない伴奏がかえってエリナさんの歌の魅力を惹き立てているのもステキです。音の感触としてはヒンヤリと冷たく澄んだ空気感がありますが、エリナさん自身の歌声は表面的には冷たく感じられるものの、ジックリ聞くと優しい温かみがあるような気がします。

 ところでコチラのアルバムはECMからのリリースだけあってジャズに分類されていますが、ジャズというよりは寧ろエリナさんのルーツに根差したアルバニアやバルカン半島のフォークミュージックだと感じられます。まあわっちはその地域のフォークには疎いですので、この音楽が本当にアルバニアとかのフォークなのかは確信が持てませんけど、ヨーロッパの教会音楽のような響きがありつつもちょいとアラブ的な要素も感じられるメロディや歌い回しは、彼の地の民俗音楽の影響があるんじゃなかろうかと思うワケでございますよ。

 何にしても静謐でとても美しい音楽であることに間違いは無く、冬の夜に一人でひっそりと聞くには適していると思います。静かな美しい音楽をお探しの御仁には最適のアルバムではないかと思う今日この頃。
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