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2020’01.23・Thu

HIRUTH GIRMA 「HIRUTH」

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 エチオピアの歌手ヒルス・ジルマ(と読むのかどうかは知りません)の、2001年のアルバムであります。前に取り上げましたハメルマル・アバテのアルバムでエチオピア歌謡に俄然興味が出て来ましたので、ちょいちょいとチェックするようにしていたのですが、そうしたらSPOTIFYがこのアルバムを薦めて来たのであります。だったらちょいと聞いてみようかな~ってことで再生したところ、なかなかイイ感じだと思った次第であります。

 エチオピア歌謡と言えば日本ではアスター・アウェケが一番有名かと思いますが(違いますか?)、わっちはアウェケさんの歌がイマイチ好きになれないんですよ。線の細い歌唱がエチオピア演歌(?)と言いたくなる音楽性に合っていないと言いましょうか、もう少し豪快さとか豪放さが欲しいと思ってしまうのであります。その点このヒルスさんはイイですよ!歌い方としては豪快・豪放とまでは言いませんけど、イイ按配に快活で庶民的ですし、ちょっとハスキー気味のオバハン声ではありますが、そこはかとなく色香も感じられますので、意外なほど可愛らしい歌声だと感じられるんですよ。演歌的なコブシ回しもシッカリしていて心地好いですし、安心して身を委ねられる歌だと思います。ネットで検索してもほぼ情報がありませんので、この人がどういう人なのかは全くわからないのですが、ブツはアメリカで発売されていますので、在米エチオピアン・コミュニティの人なのではないかと推測されます。アメリカに行こうが何だろうが、ビクともしない強固なエチオピア性、実にステキだと思います。

 しかもですね、バックの音もイイんですよ。もしかしたら大半を打ち込みで作っているのかもしれませんが、田舎臭さの無いエレクトロでモダーンな音は、初期サリフ・ケイタの諸作に通じるカッコ良さがあると感じられます。適度にファンクで適度にロックで適度に演歌なサウンド・プロダクションは、ギットギトにエチオピア臭丸出しの音作りに比べたら、わっちのようなエチオピア歌謡初心者にはとても聞きやすくて親しみやすいです。

 う~む、これまで全然知らない人でしたけど、実に素晴らしいではないですか。エチオピア音楽マニアにはどのように評価されている人なのかは存じませんが、わっちとしましては、とりあえずはハメルマルさんとこの人を両輪として、エチオピア歌謡に邁進して行きたいな~と思う、今日この頃なのであります。
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