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2021’03.02・Tue

GEORGE DALARAS 「DESERTED VILLAGES」

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 ギリシャの歌手ヨルゴス・ダラーラス(英語表記ではジョージ・ダラーラスと読みます)の、2007年発売のアルバムであります。何年か前にゲットしたCDですが、棚に埋もれていたのを引っ張り出して来ました。わっちが初めてこの人の歌を聞いたのはまだ学生の頃でしたが、1987年に発売された「LATIN」というラテンの名曲をカバーしたアルバムでありました。そのアルバムで聞けるダラーラスさんの辛口且つ温かみのある歌声は実に素晴らしく、どのラテン歌手よりも優れているような気がしまして、めっさ聞きまくったものでありました。そんなワケでダラーラスさんの最高傑作は「LATIN」であると、わっちの耳には刷り込まれてしまったのでありました。

 ですので、ダラーラスさんのギリシャ音楽作品を聞いてもイマイチピンと来ない状態が続いてしまい、色々な人が「ダラーラスはギリシャ歌謡最高の歌手だ!」なんて評価しておられるのは知っていたものの、あまり聞く気がしなかったんですよね~。ですから今回のアルバムも棚に埋もれてしまっていたのですが、この度気まぐれでジックリ聞いてみるとコレが素晴らしいではないですか!「LATIN」リリースから20年後の作品ではありますが、まずは歌声がほぼ変わっていないのが凄いです。辛口加減も温かみも何一つ変わらないですし、昔より伸びやかな声になっているように聞こえます。まあこの人はデビューしてから40年経っても50年経っても歌声が変わらない超人として有名ですけど、わっちもその凄さを実感している次第でございます。

 ところで今回のアルバムですが、実はテーマが「アルバニアの音楽」らしく、アルバニアから亡命してきたアコーディオン弾きとかアルバニアの若手女性歌手達をゲストに迎えて、アルバニア音楽全開のアルバムを作り上げているのであります。ダラーラスさんは超一流の歌手だけに、ギリシャ音楽だろうとラテン音楽だろうと何を歌っても素晴らしいんですが、やはりアルバニア音楽を歌っても本当に素晴らしいですね!まあアルバニアはギリシャの隣国ですから音楽的に似通ったところは多々あるかと思いますけど、曲によってはジプシー音楽っぽいモノもあればロックもあったりして、意外に(?)バラエティに富んだ仕上がりになっていると思います。

 難を言えば、ゲストの歌手達がダラーラスと比べたら見劣り(聞き劣り)するところでありますが、ダラーラスと並べてしまえば当然どんな歌手だって見劣りしますわな。仕方ないことであります。そんなことよりも、当代随一の歌手による傑作アルバムとして、ジックリ聞くも良し、気軽に楽しむも良し、幅広い層に是非一度は耳を傾けていただきたい作品だと思っております。
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