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2009’10.12・Mon

FAYRAY 「寝ても醒めても」

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 わっちが敬愛するFAYRAYの、今年発売のアルバムです。前作の「光と影」が06年の発表でしたから、3年ぶりになりますね。随分長く間が空いてしまいましたが、曲作りに相当苦しんでいるという噂を聞いたりもしましたので、この期間の空き方はやむを得ないものだったのでありましょう。


 FAYRAYの大きな転機となった「COVERS」以降の、大きくロックに傾いてしまった作品を全く評価していないわっちとしましては、このアルバムに対しても妙な警戒感を持っていまして、発売は今年の1月だったのですが、普通なら彼女の新作は無条件に新品で買うところをスルーしてしまい、この度やっと中古に出たところでゲット致しました。で、警戒感を持ったままこのブツを聞いたワケですが、これがかなり衝撃的な内容となっていたのでありますた。


 本作ですが、「本当にこれが数々の名曲を生み出してきたあのFAYRAYなのか?」と思ってしまうようなシロモノになっています。「ここまで変わり果てるか?」というぐらいに、信じられないような姿になってしまいました。ここにはJ-POPにおける稀代のメロディ・メーカーとしての才能を発揮し、力強くも優しい歌を聞かせていたあのFAYRAYの姿はどこにもありません。


 ここで聞かれるのは、例えばメリケンのギャラクシー500とか、もしくはひと昔前に少し流行った「うたもの」の連中のような、まるで彼岸の世界へ行ってしまったかのような曲の数々です。力強かった歌は、フラフラと不安定に揺れて今にも消え入りそうになり、ポップで美しかったメロディは、空気の中に拡散して行くような焦点の定まらないものになり、現実をしっかり見据えていた歌詞は、意味不明のうわ言のようになってしまいました。キリッとしてキラキラと輝いていた憧れの人が、精神病院の鉄格子の中でヨダレを垂らして虚空を見つめているような雰囲気…見てはいけないものを見てしまったような衝撃を受けてしまいますた。


 この数年の間に彼女に何が起こったのかは全く知りませんが、一体どうしてしまったのでありましょうか。ジャケやインナーにハッキリと彼女の顔が写った写真は一枚も無くて、もしかしたら人に自分の顔を見せることもできない位に自信を喪失してしまったのでしょうか。うーむ、何だか本気で悲しくなってきました。わっちが愛したFAYRAYは、もう戻ってこないのでしょうか…。


 などと何だかんだ言いつつも、諦めが悪いのがわっちの信条でありまして、FAYRAYはいつか必ず復活してくると信じております。今がいくらボロボロでも、またいつか、まるで学校の先生のような雰囲気を湛えたちょっと理屈っぽい変人で、アジアの怪物としての才能を発揮していたあのFAYRAYは、必ず戻ってくる!そう信じてないと、泣いちゃいそうでやんす…。


あと、今回は試聴の貼り付けは無しでやんす。
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