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2007’11.24・Sat

RIVERMAYA 「GREATEST HITS 2006」

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 今回取り上げるのは、フィリピンのロック・バンド、リヴァーマヤのヒット曲集です。一言でフィリピンのロックとは言っても本当に色々なタイプの連中がいるのですが、このバンドは私がこれまで聞いてきた連中とはかなり毛色が異なります。何が異なるのかと言いますと、音の質感が英国のニューウェーヴ系統そのものだということです。特に、初期ウォーターボーイズやビッグ・カントリー、若しくはランリグなんかを思わせる、天空を駆け巡るかの如きギターの音が素晴らしいですね。超クールでカッコいいです。


 このバンド、シンプルなバンド演奏でありながら、深く思索しているかのような、ひんやりとした冷たい質感を持った演奏を聞かせてくれます。決して乱れることの無い、極めて冷静と言うか冷徹と言うか、本当にクールな音なんですよね。芸人根性を感じさせる明るくて楽しい連中が多いフィリピンロック界にあっては、なかなか珍しい存在なのではないかと思います(単に私が他にこの手の連中を知らないだけかもしれませんが)。


 音の方は非常に英国ニューウェーヴ的ではありますが、英国のこの手の連中と比べて最も違うところは、演奏が非常に上手いということですね。英国のこの手のバンドは概して歌も演奏も下手っぴーですからね。そうなんです、このリヴァーマヤはとにかく演奏がメチャクチャに上手いんですよ。演奏の上手さは、ヤマジカズヒデ率いる日本のバンドdipよりもずっと上でしょう。クールなクセに温もりを感じさせるヴォーカルの力量もかなりのものです。マイク・スコットやイアン・マッカロクなんて目じゃありません。


 クールな演奏とクールな歌が織り成す非常にクールな音楽なのですが、それでいてとてつもなく白熱するエネルギーを内包していることを感じさせてくれます。溢れんばかりの情熱があるクセに、表面的には極めてクールに見せているんですよね。うーむ、素晴らしい!メロディもポップで美しいものばかりですし、英国ニューウェーブ系の音がお好きな人には、是非お試しいただきたいです。あまりのクールなカッコ良さにぶっ飛びますよ。個人的には2曲目の7分近くにも及ぶ「UMAARAW,UMUULAN」の、まばゆいばかりのきらめくメロディと悶絶するほどのギターのカッコ良さには、完全にヤラれてしまいました。


 いや~、それにしても本当にカッコいいバンドですね。最近になってこのブツをゲットして初めてこの連中の音を聞いたのですが、これまで聞いてなかったことが悔しくなるぐらいに良いバンドです。俄然この連中に興味が出てきましたし、他のアルバムも是非全て揃えたい!などと思っている、過去に英国ニューウェーヴ系の音を聞きまくっていたことがある、ころんでございました。
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そうそう、RIVERMAYAも、かなりの実力派で、しかもいろいろ紆余曲折のあるバンドなんですよね。
バンブーがボーカルをしていたのですが、アメリカへ行ってしまい、残ったメンバーでなんとかリコをボーカルに立ててRIVERMAYAを持続しました。バンブーがフィリピンに復活したときは、人気はRIVERMAYAに軍配があがっていたようです。それがバンブーにとって気に食わなくて、バンブーとRIVERMAYAはなかなか同じステージには立ってくれませんでした。(たいそう仲が悪かったらしいです)。そして、とうとう今年、RIVERMAYAのボーカル、リコが脱退し、現在、RIVERMAYAはボーカルを探して、結構、あちこちでオーディションを行なっていました。私がいた大学でも掲示板に貼ってあったなぁ。。。
私は、バンブーもリコも好きですが、二人とも、ちょっと危ない感じがして(以下、自己検閲)。。。。ゴホッゴホッ。
とはいえ、その壊れ具合が、気持ちいいのも確か。
私の好きなビデオは、コレですね!
http://www.youtube.com/watch?v=W6lvNrib6ys

かぼちゃん:2007/11/25(日) 15:57 | URL | [編集]

>かぼちゃんさん
おお、さすがにお詳しいですねえ。元々はバンブーがヴォーカルだったんですね。で、その代わりにリコが歌うようになって、ということなんですね~。うーむ、勉強になります。リコのヴォーカルってめっちゃ良いと思いますが、バンブー時代の音も聞いてみたいです。
それにしてもリコが脱退とは、ちょっとマズイんじゃないでしょうか?

ころん:2007/11/25(日) 21:33 | URL | [編集]

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