2011’02.27・Sun

まだ続く「ななみーの音楽探訪」ですが、引き続きリンガラを取り上げますね♪パパ・ウェンバの次はやっぱり(?)ザイコ・ランガ・ランガということで、今回は88年発売の「NIPPON BANZAI」というアルバムを取り上げます。これは、ころんさんがまだ大学生の頃に買ったモノで、今やエロ・ビデオ屋に成り下がってしまった、大阪は梅田の中古盤店ビッグ・ピンクでゲットしたそうです。「ニッポン・バンザイ」なんて、ふざけてるんだか真面目なんだかわからないタイトルとジャケを見て、即座にレジへ持って行ったそうです。
このブツ、「ニッポン・バンザイ」なんてタイトルが付いてますけど、どういう理由でこんなタイトルになったのかはわかりません。もしかしたら、日本にはルンバ・ロック系リンガラ・マニアって結構存在するみたいですから(グラン・サムライなんてリンガラ専門レーベルもありますし!)、「リンガラを一番わかってくれるのはニッポンだ!」なんてことで、感謝の気持ちを込めてのタイトルかもしれませんね~。大阪には「VIC」なるリンガラ専門店があるそうで、ころんさんは一度行ったことがあるらしいですけど、リンガラ・マニアな人達が集ってリンガラ話をしているのが怖くて、すぐにお店を出ちゃったそうです。その後二度と近付くことは無かったそうな…。
「コワイお店があるものですね~。」byななみー

まあそんなどうでもいい話は置いといて、このブツなんですけど、ザイコのヒット曲がメドレーになっていて、ノンストップで収録されています。ルンバ・ロックと言えば、パパ・ウェンバかザイコかってところなんですが(ホント?)、パパ・ウェンバが男らしいパワーを放っていたのに対して、このブツのザイコはシンセなんかもスマートに使いこなしていて、ちょっとナヨっとしたカマっぽさがあるように思います。別にカマっぽいのは構わないんですけど、カマっぽい分オシャレに洗練された感じがあるのはイイですね♪
全16曲入りなんですけど、13~16曲目以外はどれも3分前後の長さになっているので、リンガラの特徴である歌のパートとダンスパートがギュっと凝縮されて、しかもメドレーになっていますから、リンガラの楽しさを一気に味わうことができますよ!何だかおもちゃ箱みたいな音楽って感じです。ちょっと音が軽い感じはしますけど、文句無しに楽しめるブツだと思います。音が軽いと言っても、キラキラしたギターの音なんかはとってもカッコいいと思いますし、滑らかな肌触りの歌声もステキです。ドライブの時にでも流れてたら、凄く気持ちいいんじゃないかな~。
あ、もしかしたらリンガラって、慣れない人には金太郎飴的音楽に聞こえるかもしれませんけど、聞くほどにイイ感じの味わいが出て来るんです…なんてエラソーなこと言えるほどリンガラを聞いてるワケじゃないんですけどね。ただ、ちょっと思ったのは、リンガラって元々色々な音楽のミクスチャーだったと思うんですけど、このアルバムの曲は全然そんな感じがしないんですよね。もうそれはそれは「リンガラ」って感じです。フランコとかのリンガラってラテンっぽさとかありましたし、ミクスチャーっていうのが感じられるところが楽しかったりもするんですけど、このアルバムを聞いていると、文句無しに楽しいのは間違い無いんですが、音楽的な発展に繋がっていくのかな?って感じがしてしまいますね~。まあそんなことは大きなお世話なんでしょうけど。
というワケで、今回はザイコ・ランガ・ランガなんてマイナーな連中のアルバムを取り上げた、「ななみーの音楽探訪」でした~。以上、あなただけのななみーがお送りしました!またね~♪
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