2017’09.17・Sun

CHAY 「CHAY TEA」

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 日本のシンガーソングライター、チャイの今年発売の2枚目のアルバムであります。前作はわっちの年間ベスト10に入賞していますので、個人的には待望の2枚目ですね~。シンガーソングライターと言う割にはあまり自作曲が無い・・・とはあまり言わないように致します。スタッフに恵まれて温故知新タイプの良い曲が集まって来る人ですから、まあ良しとしましょうね。今回も前作同様に多保孝一とタッグを組んでいますので、それだけで曲のクオリティはある程度保証されたようなモンですしね~。良い曲が聞ければ、自作だろうが他人の作だろうがどっちだってイイんですよ。

 ところでこのチャイという歌手は、ルックス的にはジャケを見ればわかる通り間違い無い美人さんでありまして、このルックスに騙されて(?)聞いてしまう人も多いかと思われます。ただ、この人の歌って結構好き嫌いが分かれると思うんですよね~。わっちみたいに好きな人はめっさ好き、嫌いな人は受け付けないという、そういうタイプの歌手であります。と言いますのも、歌声がルックスに似合わない、響き成分の少ない乾いたハスキーなカスレ声だからであります。良く言えばカッコいい声、悪く言えばガサツな声ってことになりますかね~。どっちの受け取り方をするかで、この人の評価は大きく変わると思います。わっちはどちらかと言えば、実はガサツな声という解釈だったりして・・・。でも聞き慣れてしまえば親しみやすい声だと感じられますし、聞けば「あ、チャイの歌だ!」なんてすぐにわかる特徴的な声なのは、歌手として良いことではないかと思っております。

 まあ歌の好き嫌いは分かれるでしょうけど、温故知新タイプのミラクル・ポップな楽曲群は、音楽好きには必ずや響くモノがあると思います。とにかくこのチャイという人には、何故だか良い曲が集まって来るんですよね~。タッグを組んでいるのがスーパーフライの多保孝一で、温故知新タイプのポップスを書くのが得意な人ですから、当然っちゃあ当然であります。しかしこれだけポップな美メロの曲が揃うのは、チャイの人徳に拠るところが大きいという気がします・・・って、どんな人柄なのかは全く知りませんけど、人を「その気にさせる」可愛らしいタイプなのではないかと妄想致します。何にしても前作を凌ぐ楽曲群の充実振りには、驚きますよ!

 贅沢を言えばコレで歌声がもっと可愛らしければな~ってことになりますが、それは言いますまい。だってコレがチャイの歌ですしね~。それにこれだけウルトラポップな曲を聞かせてくれたら、ポップス好きのわっちには十分であります。前作に引き続いて今回も間違い無く傑作。やっぱりチャイは素晴らしいですね!ただ、吉田拓郎の「結婚しようよ」のカバーは要らないんじゃないですかね~。良い曲なのは間違い無いんですけど、ココで取り上げる必要ってありますか?荒井由実の「12月の雨」のドンピシャなハマり具合に比べたら、ちょっと不用意だったかも?なんて気がしたりして。まあそれでも紛れもない傑作ですけどね~♪JYの大傑作盤と並ぶ、今年屈指のポップス盤であります!

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2017’09.16・Sat

小野恵令奈 「ERENA」

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 元AKB48のメンバーだった小野恵令奈の、2013年の2枚組アルバムであります。名前と顔は何となく記憶にありますが、そんなに活躍はしていなかったですよね?現在も一応活躍している大島優子と同期だったらしいですが、2014年に突如として芸能界を引退したそうです。へ~、知りませんでした。芸能界でヤッテ行けるような神経の持ち主ではなかったんでしょうかね~。まあ、それだけ普通の娘だったということかもしれませんけど。この盤はブックオフの280円棚で発見したんですけど、ルックス的にカワイイかな~ってことで、何となくゲット致しました。2枚組のおトク盤ですし。

 ところでAKBのメンバーってソロになった途端に失速するパターンが多くて、AKBという後ろ盾が無くなったら相手にされなくなるなんて、まるで会社を辞めたサラリーマンの顛末を見ているようで、何だか他人事とは思えずに気の毒になって来るんですよね~。そこそこ生き残っていると言えるのは、前田敦子ぐらいですよね?大島優子なんて最近は全く見なくなりましたし。まあソロでヤッテ行くには力不足だったということなんでしょうね。そんな中でこの小野恵令奈という娘は、ソロ歌手としては十分ヤッテ行けたんじゃないかと思われまして、引退してしまったのが勿体無いなんて気がしてしまうのでありました。

 それは小野さんのこの唯一のアルバムを聞いていただければ、納得していただけるかと思います。AKBなんて後ろ盾なんて全く必要の無い歌唱力がありまして、曲に合わせて巧みに声色を変えながら歌う様子は、相当な実力を感じさせますね~。曲によっては倖田來未や浜崎あゆみを思わせるような歌を聞かせたり(実力的には小野さんの方が遥かに上ですけど)、アニメキャラに扮したようなアニメ声だったり、1曲の中で男の声と女の声を使い分けてみせたりと、とても一人の歌手が歌っていると思えなくて、単なる器用というのとは違ったホンモノの力があるという気がします。まあ曲がアニメ系の歌手を思わせるハードロックっぽいモノが多い為、それだけでイヤになる人もいらっしゃるかとは思いますが、しっとり歌謡や渋谷系のカワイイポップスなんかを歌っても相当に良かったのではないかと思われます。そう考えるとさっさと引退してしまったのが本当に勿体無いな~、なんて。

 現在のAKB関係の中でソロ歌手としてヤッテ行けそうなのは山本彩ちゃんですが、歌手としての才能は間違い無く小野さんの方が遥かに上ですね。こんな逸材をみすみす逃してしまうなんて、日本の音楽業界は一体何ヤッテんだと思いますが、まあこの盤を残してくれただけでも良しとするべきですかね~。あ、一応言っておきますが、この盤はCDのみの通常盤、DVD付きの初回盤A、そしてCD2枚組の初回盤Bがありまして、買うなら絶対に初回盤Bをお薦め致します。ぶっちゃけ、オマケのDISC2の方が通常アルバムのDISC1よりも遥かに聞きどころが多いからであります。ハードロック系だけではなくて、和ロックやジャズ歌謡なんかも聞けて、小野さんの実力を存分に堪能出来るからであります。何にせよ、AKB関連でこんな凄い娘がいたなんて知りませんでした。素晴らしい発見盤でございます~♪

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2017’09.14・Thu

谷村有美 「with Ⅱ~YUMI TANIMURA BEST SELECTION~」

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 シンガーソングライター谷村有美の、1994年発売の14曲入りベスト盤であります。谷村さんの一番良い時期の作品を集めた作品と評判の盤ですね。実はわっちはず~っと前から谷村さんの顔と名前は知っておりまして、いつかは聞いてみたいと思っておりました。しかし何故だかなかなか買う気にならなかったんですよね~。でも最近野田幹子さんのファンになったこともあって、野田さんのことを色々と調べていたら、野田さんの「ヴェルヴェト・ヴォイス」に対して谷村さんは「クリスタル・ヴォイス」と言われていた、なんて記述があるのを見かけまして、「野田さんの比較対象となる歌手であれば、コレは是非聞かねばなるまい!」と思って、即このベスト盤をゲットした次第であります。ブックオフにて、280円でありました。

 ところでクリスタル・ヴォイスなんて言われたら、皆さんは一体どんな歌声を想像しますでしょうか?わっちはメリケンのフォーク・デュオであります、エイミー&レズリーなんて連中を思い出してしまいますね~。本当にキラキラと輝くような歌声を聞かせてくれる連中で、わっちは大好きであります。そんな歌声を思い浮かべながら谷村さんの歌を聞いてみますと・・・ありゃりゃ、何だか思っていたのと全然違うぞ?まあキレイな声だと言われたらその通りですし、確かにクリスタル・ヴォイスっちゃあそうかもしれません。しかしですね~、何だか違うんですよ。クリスタル・ヴォイスどーのこーのと言う前に、歌としてどうなの?って気がするんですよね~。

 どういうことかと言いますと、何か変なんですよ、谷村さんの歌って。楽しげな表情で湧き出て来るようなハイトーン・ヴォイスをかましているのは良いのですが、どの曲でも声の表情が全然変わりませんし、常に同じ力で歌っていますので、歌が物凄く平板に聞こえるんですよ。まるで品行方正な学級委員が模範的な笑顔を見せながら、「こう歌えばクリスタル・ヴォイスと言われるのよ!」というお手本を示しているような歌とでも言いましょうか、人工的に作られた笑顔だけしか見せないので、かえって無表情な感じがすると言いましょうか、とにかく激しく違和感があるのでございますよ。うわ~、苦手だわこの歌。

 多分ですけど、谷村さんって誰にでも好かれるタイプの歌手でしょうし、PTA公認の歌手という表現がピッタリの人だと思います。おっさんキラーなカワイイ歌声を持った不思議ちゃんの野田幹子なんかに比べたら、とにかく真っ直ぐで真面目な清純派。別にそれが悪いワケではありませんけど、わっちのタイプではないんですよね~。谷村さんだって怒ったり泣いたりしますよね、きっと。だったらもっとそんな人間的な表情を見せて下さいよって気になってしまう、わっちにはそんな風に聞こえる谷村さんの歌なのであります~。

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2017’09.12・Tue

我妻佳代 「OH! CHAPPY!」

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 元おニャン子クラブで、現在は一体何をしているのか不明な我妻佳代の、1988年のアルバムであります。名前は記憶がありますが、こんなのがソロ・アルバムを出していたなんて全く知りませんでしたので、思わずゲットしてしまいました。ブックオフの500円棚にて発見した盤であります。まあジャケを見ての通り大して可愛くもない娘ですので、「まずはルックスから入る」わっちとしましてはゲットする必要の無い盤という気もしますが、珍しいブツなのでついつい手が出てしまいました。

 ところでこの盤のオビには「淋しがり屋の少年少女に贈る、元気の出し方バイブル」なんて書いてありまして、聞いて本当に元気が出るような盤だったら名盤認定してやるわい、などと思いつつ再生ボタンを押してみたところ・・・うわ~、すっげえヘタクソだなこりゃ。元気の出し方バイブルというのは看板にウソ偽りありって感じでありまして、聞いていると気の毒になって来る我妻さんの無理した元気が、ソゾロ哀れを催して来ます。我妻さんのファンはコレを聞いて「カワイイっ!」ってなるんでしょうけど、フツーの人はコレを聞いて元気が出ますかね?わっちはフツーの人ではありませんけど、元気は出ないかな~。

 だったらさっさと切り捨てても良さそうなモンなんですが、しかし、ちょいと引っ掛かるところがあるんですよ。それは、歌声自体はとても愛嬌があってカワイイというところであります。舌足らずな歌い方に腹が立つという方も多々いらっしゃるかと思いますし、わっちもこのたどたどしい歌い方はイヤなんですけど、でも歌声がなかなかの萌え声ですので、何だか知りませんけど聞いてしまうんですよね~。「元気の出し方バイブル」なんて書いてあるだけあって曲はダンス系のノリノリのモノが多いんですが、わっちはこの歌声にはその手の曲は合っていないと思うのであります。こういう声を生かすには、渋谷系の音楽しかありません!・・・って、当時は渋谷系なんてありませんでしたけどね。鈴木慶一あたりがプロデュースしたら全然違って来たのかな~と思いますが、ルックスが可愛く無いから鈴木のおっさんの目には留まらなかった?

 ところで我妻さんって、おニャン子の中では人気があるメンバーだったのでしょうか?まあわっちが名前を覚えているぐらいですし、ソロアルバムまで出していますから、ある程度の人気はあったんだと思われます。しかし、折角ソロアルバムを出したのにこのテキトーな作り、これじゃあ我妻さんが気の毒です。今も昔も人気に便乗した粗製濫造盤というのは存在しますし、歌っている本人はソロを出せてめっさ嬉しいんだと思いますが、折角作るのであればもっと歌声の特性とかを考えて作らないとね~って気がします。この盤に関しましては、我妻さんの良さを生かせなかったスタッフが悪い!ということにしておきましょう。わっちは我妻さんの味方です~♪歌声だけはカワイイので。

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2017’09.08・Fri

高岡早紀 「楽園の雫」

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 元アイドル高岡早紀の1990年のアルバムであります。先日取り上げました「ROMANCERO」も90年の盤でしたが、リリースは今回の盤の方が先で、高岡さんの2枚目のアルバムになります。そう言えば昔のアイドルなんかは、1年に何枚もアルバムを出すのが当たり前でしたよね~。売れる時に売っておけって感じですかね?それで商売が成り立っていたワケですから、ある程度売れていたんでしょうね、きっと。この盤はブックオフの280円棚で見つけましたが、前にも言いましたように高岡さんの盤がブックオフに出てくること自体珍しいですので、喜んでゲットさせていただいた次第であります。

 ところで先日取り上げました「ROMANCERO」は、ヨーロッパ趣味全開の大傑作盤に仕上がっておりましたが、今回の盤はどうかと言いますと、これまた素晴らしい傑作に仕上がっていると思いますね~。楽曲提供は加藤和彦が6曲、千住明が1曲、高橋幸宏が2曲で、合計9曲入りとなっております。加藤と千住は「ROMANCERO」でも大々的に楽曲を提供していますから、高岡さんのことを余程気に入ったんでしょうね~。このブツにはオマケのミニ写真集が付いているんですけど、丸々ほっぺがぷっくりの猛烈にカワイイロリーな高岡さんの写真が満載で、そりゃあこんな娘にニコっと微笑まれたら、男はイチコロですわ。流石に男性キラーの高岡さん、10代の頃からその才能を発揮していますね。高岡さんにヤラレてしまったこの3人のおっさん達の楽曲は、これまたヨーロッパ趣味全開でありまして、どれもこれも凄まじく充実しておりますよ!

 ただ、アレンジはしっとりヨーロピアンな「ROMANCERO」とは随分違っておりまして、力強いダンスビートが特徴のユーロディスコ調が中心ですので、好き嫌いは分かれるかと思います。実はわっちも最初聞いた時はちょいと違和感があったんですけど、何度も聞いている内に、高岡さんのヘロヘロな歌と力強いマシーンビートの対照的な組み合わせが妙に気持ち良くなって来てしまいまして、今ではすっかり高岡さんに骨抜きにされてしまっております~♪流石に男性キラーの高岡さん、わっちも殺されてしまいました!現在のババアになった高岡さんに興味はありませんが、アイドル当時の高岡さんにはメロメロでございます。

 それにしても高岡さんの盤って、本当に充実していますね~。「ROMANCERO」も大傑作なら、この「楽園の雫」も大傑作。こうなって来ると、高岡さんの盤は全てゲットしなければなりませんね~。一体何枚位の盤が出ているのかは知りませんけど、地道にボチボチと集めて行きたいと思っております。80年代後半から90年代のアイドル盤って意外に充実したモノが多いですけど、高岡さんの盤は間違い無くその最高峰に位置していますので、聞く価値も集める価値も十二分にあるかと思います・・・なんて言っても誰も信用してくれないんでしょうけど、別にイイんです。わっち一人でムフフ~&グフフ~とニヤつきながら楽しませてもらいますので~♪

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