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2016’08.31・Wed

FAUDEL 「BLED MEMORY」

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 アルジェリア系フランス人ライ歌手、フォーデルの2010年のアルバムです。そう言えばライなんて学生の頃はちょくちょく聞いてましたけど、最近はとんと聞いてないですね~。ちょいと前にシェブ・タティとかいうおっさんのブツを取り上げたりしましたけど、基本的にライなんてわっちにとっては遠い昔(?)の音楽なのであります。学生の頃はコンピレ盤の「ライ・レベルズ」とかシェブ・カデールとかシェブ・ハレドの「クッシェ」とかめっさ聞いてたんですけどね~。個人的にはシェブ・カデールの「ライ」が最高でありまして、他のブツを色々と聞こうとは思わないというのが正直なところであります。

 それなら何故フォーデルのブツを買ったのかと言いますと、このブツは神戸でゲットしたんですけど、ぶっちゃけ、新品同様で900円と安かったからであります。まあブックオフの安棚よりは高いんですけど、これ位の値段ならちょっとでも興味があれば買いますわな。しかもこの盤、買った後で気が付いたんですけど、ライじゃなくてフォーデルのルーツとなっているアラブ歌謡をを取り上げてカバーしているとのことで、俄然興味が湧く~ってことで、ワクワク気分で再生したのでありました!曲目を見ると、わっちの大好きな曲でリリ・ボニッシュが歌ってた「バンビーノ」が入ってたりしますし♪

 実際に聞いてみますと、当然ライだけではなくて色々なタイプの曲が入っているんですけど、わっちの印象としましては、ライというよりは寧ろシャアビなんかの方が近いかな~って感じですね・・・って、実はわっちはフォーデルのライってこれまで全く聞いたことが無いんですけど、「ライの王子」としてアイドル的な人気を誇っていた人ですから、端正な歌を聞かせるんじゃないかと推測していたんですよ。しかしココで聞ける歌は、リリ・ボニッシュやダフマン・エロ・ハレンチ(←エル・ハラシやろ?)なんかを意識したのか、結構荒っぽいと言いますか、ガラッパチな歌い方をしているんですよ。でもコレがめっさカッコいいんですよね~。まあライを歌う時もこんな感じなのかもしれませんが、実際のところはどうなのか、聞いたことが無いのでわかりませぬ。

 まあ何だかんだ言っても、このブツはめっさ面白いアラブ音楽盤に仕上がっていることに間違いはありません。取り上げている曲はアルジェリア~アラブのスタンダート・ナンバーらしいですし、アラブ音楽にしては(?)実に親しみやすいメロディが揃っていますので、わっちみたいな「アラブ音楽って敷居が高い~!」なんて思っている者にも十分に楽しむ事が出来ます。まあフォーデル自身がバリバリのアラブ人ではなくて、フランス育ちのアルジェリア2世ですから、元からある程度ヨーロッパ的な要素を持っていて、だからコテコテのアラブ音楽よりも聞きやすくなっているんだと思いますけどね。ちょいハスキーな声でコブシを回しまくる歌は巧みで実に上手いですし、アラブ音楽初心者でもベテランでも楽しめるステキ盤だと思いますよ♪

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2016’05.31・Tue

CHEB TATI 「DANS LA VIE」

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 アルジェリアのライ歌手シェブ・タティの、1996年のアルバムであります。日本のヘンなロックバンドJAGATARAのメンバーだったOTOとのコラボ・アルバムとのことですが、こんなブツが出ているなんて全く知りませんでした。例によって例の如く、ブックオフで発見したブツでございます。280円也~。シェブ・タティなんて名前は学生の頃から知っていましたけど(その頃ってシェブ・タチって言ってたような…)、同じシェブでもハレドやカデール、マミ(スキャンダルのマミたんとは違いますよ)なんかに比べれば、知名度はかなり低かったかと思います。その為に当時はタティのブツなんて見たこともありませんでしたが、この度偶然出会うことが出来ましてちょいと嬉しかったですね~。

 ただ、OTOとのコラボということで何だかイヤ~な予感がしたのは事実でありまして、もしかしたらバックの音をイジられまくって全てが台無しになってるのでは、なんて懸念があったんですけど、流石にライの一流歌手だけあって、バックの音をイジられまくってもブレないと言いますか、負けないだけのパワーを持っていますね。OTOの音作りなんぞに影響を受けることなんて全く無い、ライ歌手の本領発揮でございますな。

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2011’01.05・Wed

MUNIR NURETTIN SELCUK 「ISTANBUL KONSERI」

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 1月2日ですがブック○フに行きまして、新年一発目のブツを買いました。トルコの古典声楽家ミュニール・ヌーレッティン・セルチュークのライヴ盤と、日本のフォーク歌手横井久美子の2枚組ライヴ盤であります。どちらも500円也。今回はセルチュークのブツを取り上げようかと思います。


 とりあえずハッキリ言っておきますが、わっちはトルコの古典声楽には何の興味もありません。前にこの人の昔の録音を290円でゲットしたことがありますが、一度も聞き通したことがありません。女装してない若い頃のゼキ・ミュレンのブツも持っていますが、こちらも聞き通したことは一度も無いです。ならば何故そんなブツをゲットしたかと言いますと、めっさ安かったのと、見かけた時に買っておかないと、後から興味が出てきて聞きたくなっても入手不可になってしまうからであります。


 そんなワケで何の興味も無いのにゲットしたこのブツ、当然の如く現在のわっちには面白いとも何とも思えません。歌がメチャクチャに上手いというのはよくわかりますが、どの曲を聞いても同じ様に聞こえるメロディ、変わり映えのしないバックの演奏等々、とにかく退屈に聞こえてしまうのであります。あまりに高尚過ぎると言いますか、もっと下世話な部分が欲しいと感じてしまうんですよね~。まあこれはわっちの方に問題があるのであって、トルコ古典声楽が悪いワケではありませんが、今のところわっちとトルコ古典音楽は仲良くなれそうにありません。


 どうでもいい話ですけど、ワールド系音楽を聞き始めた大学一年の頃、欧米の白人ロックしか聞いていなかったわっちが突然キング・サニー・アデを聞き始め、何が良いのかサッパリわからなかったことがありましたが、今のわっちとトルコ古典声楽は、当時のわっちとアデの音楽と同じ様な関係なんじゃないかと思います。当時わっちはアデの音楽を理解する為に毎日毎日ひたすら聞き続け、3ヶ月かけてようやくアデの音楽が腑に落ちたワケでございますが、おそらく当時と同様に本作を毎日毎日3ヶ月間聞き続ければ、もしかしたら何とか腑に落ちるかもしれません。しかし当時とは違って聞かねばならない色々なブツを抱えている現在、3ヶ月間更生プログラムを実施することは不可能でありまして、一体いつになったらセルチュークと仲良くなれるのか、全く見当もつきません。


 ただ、聞いた当初は全然理解できなかった音楽でも、ある日突然腑に落ちるということもあります。例えば70年代のライ・クーダーの音楽ですが(具体的にはアルバム『パラダイス&ランチ』)、聞いた当初は「かったるい音楽だな~」なんて思っていたものの、棚の肥やしになって3年位経ったある日、何故だか突然好きになってしまったなんてことがありました。そう考えると、セルチュークの音楽についても同じことが起きる可能性もありますから、とりあえずはゲットするだけしておいて、しばらく放っておくのも有効なのかもしれません。


 というワケで、本作についてはしばらく寝かせておいて、数年後に突然好きになるという可能性にかけてみようと思う今日この頃なのでやんす。でも多分そのまま存在自体を忘れてしまいそうな気がするな~…。


あと、コメント欄に試聴を貼り付けておきますので、よろしければお試しを。

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2010’05.23・Sun

AZERI GUNEL 「ADI YOK」

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 アゼルバイジャン出身のアイドル歌手アゼリ・ギュネルの、09年発売のアルバムであります。そこそこ評判になったブツだと思いますが、興味はあったものの新品の国内盤は2625円もしますので、どうやっても手が出ません。ワタスには縁の無いモノとして諦めていたところ、何と先日ブック○フで見つけてしまいますた!1550円ものボッタクリ価格が付いていますたが、このカワイイジャケですし、アゼルバイジャンの歌手が歌うトルコ歌謡ですから、やっぱり聞きたいではないですか!これを逃したらもうゲットする機会は無いかもしれませんので、大枚はたいてゲット致しますた。買わずに後悔するよりは、買って後悔した方がマシだ…ってなことで。結果的には買って正解でしたね~♪


 まずは何と言ってもこのジャケが良いではないですか。キリッとした男眉毛に可憐な顔立ちという黄金律、わっちの大好きなタイプの顔でございます。何故だか知りませんけど、わっちは男眉毛のカワイイ女子にめっさ弱いのでやんす。例えば大人のアイドルみひろちゃん、めっさストライク女子であります…って、別にどうでもいいですね、そんなこと。


「みひろちゃん、湯加減はいかが?」byころん
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 そして更に嬉しいのは、この顔に相応しい清楚で可憐なカワイイ歌声を聞かせてくれることであります。「こんなにカワイイ顔なのにこんなに低くて図太い声のどすこい演歌かよ!」なんてことは、トルコ歌謡とかアラブ歌謡の世界では多々あることですが、やはり顔に見合った声というものは大切であります。アイドルたるもの、ルックスだけでなく声も可愛くなければいけません。その点このギュネルちゃんはまさにアイドル歌手と呼ぶに相応しい娘でございますな♪とりあえずはハグしてあーしてこーして…。


 アイドル歌手とはいっても流石にトルコで活躍している娘ですから、歌はとんでもなく上手いです。まあトルコでのデビューに際してアラベスクの帝王であるイブラヒム・タトルセスの後押しがあったそうですから、実力だけではなくて運にも恵まれたのですね。しかしタトルセスみたいなスケベそうなジジイが(失礼!)、単に歌が気に入ったというだけでバック・アップをしたとは思えません。まだ未成年だったギュネルちゃんをあーしてこーして○×△したに違いない!…などと妄想するとムカつくのでやめておきます。


 このアルバムは3枚目のアルバムですが、過去2枚はタトルセスのレーベルから出たものの、今回はスケベジジイのタトルセスの元から逃げ出して(?)、別のレーベルからのリリースとなっています(嬉)。過去2作がどんな内容だったのかは知りませんが、ここで聞けるギュネルちゃんの歌声は本当に素晴らしく、アコースティックな質感を生かした過不足の無いバックの演奏も、ギュネルちゃんのカワイイ歌声にピッタリとハマっています。何だか久し振りにめっさ好きなトルコ歌謡に出会ったという感じがしますね~。大枚はたいてゲットした甲斐があったというものでやんす♪


 ただ、16曲入りで70分以上というのは長過ぎですよね~。残念ながらカワイイギュネルちゃんを相手にしても、わっちはそこまで持続できません(何が?)。タトルセスは持続力もある絶倫だったのかな?とりあえずは8曲目が終わった時点で一度休ませて下さい。それから第2ラウンドといきませう。あ、でも第2ラウンドはギュネルちゃんをBGMに、みひろちゃんとあーしてこーして…。


「誰がオマエごときの相手なんぞするか!」byみひろ
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あと、コメント欄に試聴を貼り付けておきますので、よろしければお試しを。

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2010’05.07・Fri

「NUBA D’OR ET DE LUMIERE」

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 ころんと言えばアジア音楽、そう思われているのではないかと思います。確かに聞いている音楽の8割以上はアジアの音楽です。金銭&時間的な問題からアジア音楽に特化するような形で聞いているわけでございますが、他の国や地域の音楽にもめっさ興味はあります。特にモロッコとか地中海周辺の音楽には非常に興味があるんですよね~、ほとんど聞いてませんけど。カネと時間があれば、この辺の地域を掘り下げてみたいですね~。


 「黄金時代の懐かしいヌーバ」というワケわからない日本題を付けられた本作、ブック○フにて偶然見かけまして、思わずゲットしてしまいますた。950円也。モロッコのアラブ・アンダルース音楽を取り扱った映画のサントラらしいのですが、こんな面白そうなブツが出ていたんですね~。全然知りませんでした。発売はオフィス・サンビーニャさんからですが、ここ1年位全くサイトのチェックをしていませんですた。今後はたまにでも見ておくように致します。


 モロッコ、トルコ、ギリシャは、今のところアジア以外のわっちが行きたい国ベスト3に名を連ねる国々でございますが、特にモロッコという国はわっちにとっては魅惑の国であります。何てったってグナワの国ですからね~♪今回のこのアルバムにも、当然の如くグナワが色々と収録されているんだろうと思っていました。ところが…ありゃりゃ?全然様子が違うぞ?


 このブツのタイトルに付いている「ヌーバ」とはアラブ・アンダルース音楽のことだそうですが、ここで聞ける音楽は、陰影のあるストリングスなんかを使ったいかにもアラブ音楽(?)っぽいものでございます。しかし、なんだか海の香りが感じられると言いますか、インド洋のターラブに通じるものがあるようにも感じられる音楽であります。土俗的なパワーに溢れたグナワとは違った、優雅だけれども野性味溢れる音楽でございますね。モロッコにこんな音楽があるなんて、全然知りませんでした。これは個人的に大発見でございます!ますますモロッコに興味津々♪


 まあグナワを期待していたら肩透かしを食らってしまうでしょうが、ズレてるんだか合ってるんだかよくわからない大編成ストリングス&打楽器アンサンブルはメチャクチャに魅力的ですし、ヨーロッパ的響きを聞かせるヴァイオリン・ソロやハムザ・エル・ディンみたいな奥深さを感じさせるウードの音等々、ハンパ無い雑多性を発揮しつつアラブ色でビシッと統一されたこの音楽は、これまで知ることの無かった未知の刺激をたくさん与えてくれます。うーむ、これはシビレますわ、ホンマに。思わず取り憑かれてしまいそうな音楽でやんす♪


あと、コメント欄に試聴を貼り付けておきますので、よろしければお試しを。

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