『FHONJAR PARPIROM 「TOE HAI TAI KOR MAI RARB」』
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 10月12日のネタで、タイに行った時にセントラル・ワールドのメンポーンという店で2枚のブツを店員の兄ちゃんに薦められ、どっちも持っていると思って買わなかったという話を書きました。その内の1枚はタイから帰ってきて調べてみたら持っておらず、サリガレコードさんのセール品でそのブツのVCDを見つけたので買ってみたのですが、それがこのフォンジャー・パーピロムの06年のアルバムです。


 そのメンポーンという店、サリガのmiyaさんのお話では売れ残りをしつこく薦めてくる鬱陶しい店ということでしたので、もしかしたらこのフォンジャーのブツも売れ残って当然の下らない内容なのかな?などと思っていました。


 恐る恐るVCDを再生してみると、出てきたのは研ナオコと川島なお美を足したようなビミョーな顔をした歌手でした。昔陸上で活躍したフローレンス・ジョイナー(っていましたよね?)みたいでもあります。「うわ、きっつい顔やな〜…」とかなり引いてしまったのですが、音の方は意外や意外、実に良く出来た作品なのでありました。


 この人の歌はルークトゥンであることに間違いはありません。しかしやっている音楽がかなりルークトゥン離れしています。もちろんいかにもルークトゥンという曲も入っているのですがそれはむしろ少なくて、大半はかなり洗練されたポップス系の音であります。グロリア・エステファンみたいな洗練されたラテンポップス風とか、アイドル歌手なんかが歌ってもおかしくないような爽やかポップス風やら、アンプラグドなロック風のものとか、かなり色々な要素がぶち込んであります。


 特にフュージョンっぽい音作りで、パッと聞いたところではまるでフィリピンのAOR風のポップス?と勘違いしてしまいそうな、ルークトゥンと言うにはあまりに洗練された曲にはかなり刺激を受けますね〜。ルークトゥン風味のシティ・ポップスとでも言うべき音作りには感心してしまいました。


 この人、顔がイケてない分(?)歌はそこそこイケてます。コブシ回しはルークトゥンなんですけど、音作りの影響で実に洗練されているように聞こえ、田舎っぽさはあまり感じられません。まあそれが薄味に感じられて物足りないと言う方もいらっしゃるでしょうが、軽妙な洒落っ気が感じられる歌い口は、わっちには魅力的に聞こえるのでやんす。


 ルークトゥンの節回しを持ったシティ・ポップス、いいじゃないですか。やるじゃん、フォンジャーさん!顔がイケてなくても、これだけ歌えるなら私は応援します…って、このアルバム1枚残しただけで音沙汰無くなってしまってますね、この人。一体どこへ消えてしまったのでしょうか?


あと、コメント欄に試聴を貼り付けておきますので、よろしければお試しを。
【2008/11/02 00:35】 タイ | トラックバック(0) | コメント(1) |
『ORN ORRADEE 「BER TOE BER HONG MAI TONG MAR KHOR」』
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 コテコテのルークトゥン専門レーベルNOPPORNの若手のエース、オーン・オラディの新作です。これで4枚目ですね。この娘、歌は非常に上手いのですが、前作はまるで機械で処理したかのような人間離れしたコブシ回しがあまりに不自然に聞こえて、かなりドン引きしました。しかし今回はその辺が改善され、人間離れしたコブシ回しは控え目になって、歌の表情が実に豊かになってきました。そうなってくると元々歌は天下一品ですから、なかなか芳醇な味わいが出てくるんですよね〜。これは嬉しい変化であります。


 しかし、残念ながらと言いますか、曲やバックの音はいかにもコテコテ・ルークトゥンのNOPPORNらしい作りなので、やっぱりイマイチ物足りない感じは否めません。オーンの歌は実に素晴らしく、まるでマレーシアのノラニザ・イドリスの伝統歌謡路線のような祝祭感覚が感じられる曲もあり、そのような曲はオーン・オラディの面目躍如といったところなのですが、それがアルバム全体までには感じられないというのが非常に残念です。まあ、とりあえずは歌が良くなってきたことは高く評価できると思います。


 それとこの娘、ルックスも良くなってきましたね。前は化け猫みたいな不気味な顔立ちだったのですが、今回のジャケはかなり垢抜けて綺麗になってきています。歌が良くなってルックスも綺麗になって、充実の時を迎えつつあるといった感じでしょうか。ちょっと惚れてしまいました…なんてことを言うと、我が愛しのクラテーちゃんとドリーム萌ちゃんと我が娘のアーチャリヤーに「この浮気者っ!」とお仕置きのトリプル・ローキックを食らわされそうです。


 という妄想はさて置きこのアルバム、聞くほどに複雑な気分になってきますね。コテコテのルークトゥンだけに、噛むほどに味がでてくるスルメ盤といった感じはあるのですが、ここまでルークトゥンという枠にとらわれる必要があるのか?という気がしてきます。最近のNOPORNの作品の中では相当に充実した盤だと言えると思いますけど…。同じレーベルのピム・ヤーダーとか最近絶不調のメンポー・チョンティチャーにも同じことを感じるのですが、このレーベルでルークトゥンの基礎を確立したら、R.SIAMやグラミーなんかのようなもっと歌手の特性を生かしてくれるレーベルに移籍した方が良いのでは?なんてことを思ってしまうのでやんす。まあ、タイの人にとってはこれでOKなんでしょうけどね〜。


06年の3枚目。化け猫みたいな顔。
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05年の2枚目。やっぱり化け猫みたい。
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04年のデビュー作。最初から化け猫。
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【2008/10/30 23:18】 タイ | トラックバック(0) | コメント(7) |
『AJAREEYA BUSSABA 「HUA JAI…MEE NGARN KAO」』
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 元祖萌え系ルークトゥン・アイドル、アーチャリヤー・ブッサバーの新作が出ました!これが2年振り5枚目のアルバムですね。私がルークトゥンを聞き始めた頃のナンバーワン・ルークトゥン・アイドルと言えばアーチャリヤーでしたが、この娘が2年程姿を消している間にクラテーちゃんとかドリーム萌ちゃんとかが出てきて、影が薄い存在となってしまっていました。


 アーチャリヤーは既に過去の人か?という感じで、最近はほとんど忘れかけていたのですが、先日の訪タイの時にバンコクでコンサート番組を見ていたところ、若手ベテラン入り混じった出演者の中でトリを努めたのが何とアーチャリヤーで、その健在振りを目の当たりにすることができて非常に嬉しかったのを覚えています。それからしばらくして発表された新作が、このブツなのであります。


 このブツ、これまで所属していたU2レーベルを離れ、HEREという見知らぬレーベルから出ています。レーベルの移籍でゴタゴタがあって、やむを得ず2年程ブランクが空いてしまったのでしょうね。おそらく色々と苦労があったのでしょう。ここで聞けるアーチャリヤーの歌は、新鮮な初々しさと健康的な明るさを残しつつも、これまでよりもグッと進歩して貫禄が出てきました。どうやらアーチャリヤーは、「新芽ちょーだい」の少女から立派な大人に成長したようです。デビューした頃は「この娘、大丈夫かいな?」という頼りなさでしたが、よくぞここまで大きくなってくれました。何だか娘の成長を見守る親のような気分になってくるのでやんす(泣)。


 歌が格段に進歩した分表現の幅も広がっていて、ラテン調、ロック調、ポップス調、R&B調と、見事なまでのミクスチャー・ルークトゥンを楽しげにきっちりと歌いこなしています。ド演歌歌手だと思っていたアーチャリヤーが、ポップス歌手が歌ってもおかしくないようなR&B調の曲を歌うなんて、思ってもいませんでしたね〜。素晴らしい!思わず手を差し伸べたくなるような危うさが無くなってしまったのは少々淋しく感じてしまいますが、ここは我が娘(?)の成長を素直に喜びたいと思います。


立派に成長した我が娘。
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 ところでこのHEREというレーベル、なかなか良い音を作りますね〜。スターであるアーチャリヤーを迎えるにあたって、スタッフも相当に気合が入ったのでしょう。ルークトゥンとしてはかなりクオリティの高い音作りです。これならグラミーやR.SIAMのようなメジャーの音作りにも負けることはありません。新生アーチャリヤーと気合の入った音作り&ミクスチャー路線のルークトゥン、相性はバッチリです。このアルバム、素晴らしくレベルの高い作品に仕上がったと思います。


これは06年の4枚目。
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こちらは「新芽ちょーだい」が入った05年の3枚目。
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曲が粒揃いの04年の2枚目。ジャケはちょっと妖怪っぽい。
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03年のデビュー作。まだまだ子供。
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【2008/10/28 21:25】 タイ | トラックバック(0) | コメント(1) |
『DREAM SUPAKARN 「BOR MEE FAN」』
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 今年最高の大発見であります!ルークトゥン界の猫ジャンプ、ドリーム・スパカーン(サリガレコードのmiyaさんの命名により、「ドリーム萌ちゃん」と呼びます)の、多分デビュー・アルバムです。


 まずはこのジャケであります!とてもルークトゥン歌手には見えないこの激しくキワモノ的なルックス、激萌えですね〜。素晴らしい!このジャケだけで、今年のベスト10入り決定であります。裏ジャケの笑顔の写真では歯の矯正の針金が見えますので、おそらくまだ十代の娘でしょう。いい感じです…うおーっ、ハグした〜い!いやいや、そんなことしたら我が愛しのクラテーちゃんに「この浮気者っ!」とお仕置きのローキックを食らわされ…てもいいです♪


 サリガのmiyaさんがおっしゃるにこのドリーム萌ちゃん、映像で見ると「神田沙也加の顔面を10回位殴ったようなパンパン顔」なんですが、それでもとにかく可愛いです。コメント欄にYOUTUBEの映像を貼り付けしておきますので、是非ご確認下さいね。物凄く田舎者丸出しで激しくダサいんですけど、やっぱり猛烈に可愛いです。この娘はクセになりますね〜。アジアのアイドルがお好きな御仁には、たまらない娘でしょうね。


 まずはルックスのインパクトが強烈なドリーム萌ちゃんですが、実は歌の方も素晴らしいんです。見た目通りのちょっと甘えたようなロリ声で歌うわけですが、意外な程しっかりしていて爽やかな歌い口なんです。普通このルックスなら、音程もマトモに取れないほど下手クソというのが当たり前なのですが、ドリーム萌ちゃんはきちんと歌の修行をしているようで、結構イケてますよ。ロリロリキュートな一面も見せつつ、アジアンなしっとりとした切ない情緒も漂わせています。ルックスだけでなく、歌でもKOされてしまいますね〜。うーむ、この娘、もしかしたらわざとロリ声で下手っぽく聞こえるように歌っているのかもしれません。とんでもない確信犯的食わせ者のような気もしますね〜。


 楽曲も非常に充実していて、ルークトゥンではあるのですがロック〜ポップス風味が結構強くて、しかもローカルな味わいがしっかりあって、実に心地良いです。バックの演奏も適度にローカルで、ドラムとベースが効いていますので適度にしっかりとしていて、ドリーム萌ちゃんのキャラクターに実によく合っているように感じられます。爽やかな涼風の如き音楽ですね。もう何から何まで至れり尽くせりの、最高の一枚であります。満足度200%でやんす。


 最後に一言、このブツをお薦め下さったサリガレコードのmiyaさんに心から感謝致します。ドリーム萌ちゃん、ホントに最高であります!


裏ジャケ。歯の矯正中の萌ちゃんです。
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【2008/10/25 22:32】 タイ | トラックバック(0) | コメント(9) |
『NEKO JUMP 「LADY READY!」』
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 ついに出ました!タイの超人気アイドル・グループ、猫ジャンプのフル・アルバムであります!アキバ系諸氏のハートを直撃するこのルックス、素晴らしいではないですか。思わず「萌えーっ!!」と叫ばずにはいられないでしょ?見るからに激しくヘッポコで下らなそうなこのジャケ、今年最高のおバカジャケに決定であります。私みたいなヘッポコ好きのハートも鷲掴みにする連中であります。


 先日、同じくタイのアイドル・グループであり同じレーベルに所属するフォー・モッドを取り上げましたが、タイでは猫ジャンプとフォー・モッドで人気を二分しているとか?本当かどうか知りませんけど。猫ジャンプ、ルックスのインパクトではフォー・モッドに勝るとも劣りません。いや、それどころか遥かに強烈であります。いいですね〜、可愛いですね〜…ううっ、ハグした〜い!いやいや、そんなことしたら、我が愛しのクラテーちゃんに「この浮気者っ!」とお仕置きのローキックを食らわされそうな…前に使いましたね、このネタ。


 そしてこの連中の歌ですが、これまたヘッポコで素晴らしく、フォー・モッドに劣るとも勝らないヘロヘロぶりを披露してくれます。キャラクター的にフォー・モッドよりも吹っ切れている分、こっちの方がノーテンキで楽しいかもしれません。しかし凄まじくおバカな歌を聞かせつつ、アジアンな情緒溢れる胸キュンの切ないバラードをしっかりとキメてみせたりする辺り、なかなか一筋縄ではいかないクセモノぶりを発揮する連中でもありますね。ダラダラさ加減のフォー・モッド、メリハリの効いた吹っ切れ具合の猫ジャンプ、どちらもそれぞれの持ち味があって、どっちが良いとは言い難いでやんす。どっちもいいですね〜、可愛いですね〜、ハグしたいですね〜。


 うーむ、ジャケを見た時から思っていたことではありますが、ワタクシ、やっぱり猫ジャンプにヤラれてしまいました。この娘達のルックスや歌も素晴らしいですが、曲や音作りも相当に力が入っていて、アイドル歌謡だからといって手抜きは一切ありませんので、聞いていて非常に気分が良いです。最高のアイドル歌謡ですね〜。素晴らしいです。


 タイのアイドル・ポップスの砦は、しばらくは猫ジャンプとフォー・モッドが守り抜いてくれそうですが、とりあえずは勢いのある今のうちに聞いておくことをお薦め致します。きっと貴方のハートも鷲掴みにされることでしょう…いや、どうでしょうか?


私「ハグした〜い!」
猫「1回1000バーツになりま〜す!」
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【2008/10/23 22:37】 タイ | トラックバック(0) | コメント(3) |
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